塩麹マッシュポテト

先日のポテトセミナーからのレシピ開発。
私は「塩麹マッシュポテトサンド」にしてみました〜!

材料
じゃがいも(できれば男爵) 2コ
牛乳     60cc〜
バター  15g
塩麹    小さじ2
ドライトマト(ミニトマトサイズ) 4コ
塩麹    小さじ1
EVオリーブオイル   大さじ1
ブロッコリー    100g
塩こしょう     少々
EVオリーブオイル    大さじ1
バゲット

作り方
①マッシュポテトを作る。
じゃがいもは皮をむき、6等分くらいに切り、柔らかくなるまで茹でる。
湯を捨て、粉吹き芋になるまで火にかけ、ボウルに移してマッシャーでつぶす。
牛乳、バター、塩麹を加え混ぜる。
②ドライトマトは熱湯で戻してから、塩麹、EVオリーブオイルで漬けておく。5mmくらいに刻む。
③ブロッコリーは小房に分け、耐熱皿に入れ、塩こしょう、EVオリーブオイルをかけてラップをし、電子レンジで600W2分加熱する。
④塩麹マッシュポテトと刻んだドライトマトを混ぜる。
⑤バゲットを半分に切り、④を塗り、ブロッコリーをのせる。

これに、生ハムやベーコンを加えても美味しいです!
塩麹マッシュポテトが美味しいので、色々なものをディップしてもいいと思います。

ポテトとパフォーマンスについて

先日、米国ポテト協会主催の栄養士や食事管理を仕事にしてる人向けセミナーに参加してきました。

とても興味深く、じゃがいもはみんなにとっても身近な食材でもあると思うので、レポートします!

私のメモをもとになので、箇条書きで分かりにくいとことかあるかと思いますが、

その点はご了承を。


テーマは「ポテトとパフォーマンス」ということで、

はて?どんな内容なんだろう?と、はじめは試食と出会いを楽しみに参加したのだけど

いや~、ポテト素晴らしい!!

見直しちゃいました。


私のじゃがいもの位置付けは、野菜でもあるけど主食より。

認識として、炭水化物が摂れる野菜で、主食としてる国も多いし。

それから、ビタミンCがでんぷん質で守られてるため、加熱しても損失が少なく、他の野菜よりも摂取しやすいこと。

カリウム、食物繊維が豊富なこと。

くらいの知識でした。


でも、今回気付いたのは、じゃがいも自体はは脂質、コレステロール、塩分はゼロということ。

そしてグルテンフリー。

たんぱくな味、みんな大好き、アレルギーも出にくく、どんな料理、味付けにも合う、

うん、ポテトっていいヤツ!!

ということ。

そして、運動前後に低カロリーで脂質が少ないポテト料理を食べると

パフォーマンスが上がる、運動後の回復力が上がるとのこと。

プロテインより自然食品派になりつつあるアスリート界も、

ポテトのバランス良い栄養価を積極的に取り入れてるそう。


今回のセミナーは、米国ポテト協会の方とオリンピック選手やチームの専属管理栄養士をしている橋本玲子先生から、

スポーツ栄養学の最新トレンドを通じて、いかにポテトがアスリートのパフォーマンス向上に優れているかのお話でした。


巷では炭水化物を抜くダイエットや糖質制限ダイエットが流行っているけれど、

それはアスリートの中にもいるそうで。

種目にもよるけれど、体重や体脂肪を常に気にすることも。

でも、橋本先生いわく、炭水化物を控えることは危険なこととの事。

炭水化物は主なエネルギー源なので控えると

疲れやすい

怪我をする

回復力が落ちてる

代表から落ちる

選手生命にかかわる

のサイクルに。


ポテトがパフォーマンスに優れている理由は主に6

・エネルギー源となる炭水化物(糖質)が多い

脂質が少ない

低カロリー(ポテト1:110kcal、おにぎり1:190kcal、食パン1:160kcal

ストレスを和らげるビタミンCが豊富

筋肉の収縮に欠かせないカリウムが豊富

コンディション維持に欠かせないビタミンB6、マグネシウムなどもまんべんなく含まれる


スポーツをすれば汗でカリウムも出ちゃうし、それによって痙攣が起こったりするからね。

余談で、こないだのヤフーニュースで、

メジャーリーグの選手が手首の痙攣で出場できない時に、

専属栄養士から「ポテトチップスを食べろ」と言われて、食べたら治った!

という記事があったらしい。

面白おかしく書かれた記事だけど、不足していたカリウム、ナトリウムが摂取されたことが一理あるかもしれない。


世界で活躍する選手は、遠征先で、食事が合わないとか言ってられないけど、

ポテトってどこにでもあるし、どんな味付けにも合うんだよね。

だから口に合わないときは、いもを食べるといいらしい。


それから、

世界で見るスポーツ栄養学の最新トレンドについてもお話がありました。

低糖質トレーニングについて

低糖質トレーニング=糖質制限ダイエットではないので、勘違いしないでね。

低糖質トレーニング=トレーニングにおける糖質摂取の抑制ということ。

1日の糖質摂取量は多いまま、主要トレーニングの前後と最中の糖質摂取量を控えるんだそう。

スポーツ栄養士は、持久力の最適化のために高い糖質量を推奨してます。

ここで、気になるのが

ポテトのグリセミック指数(GI)よね。

ダイエットや健康に興味がある人なら聞いた事があると思いますが、

これは炭水化物を含む食品を摂取したあとに、血糖値濃度が上昇する際の反応の大小を表す指数(食品の消化吸収速度)のことで、

GI食品を心がけて食べたりする人もいます。

でも、スポーツの世界では、運動後、素早くグリコーゲンを回復ささる際にGIの高い食品を利用すると有効だと考えられてるんだよね。

ポテトのGI値は、産地にもよるけど平均すると高いの。


「完全無欠」なプロテインの追求について

筋肉芸人がプロテインプロテインと飲んでるイメージがあるけど、

そもそもプロテインを飲むとね、

激しいトレーニング後の回復が速い、

筋たんぱく質合成を促進する

筋たんぱく質分解を防ぐ

筋肉量、筋力を高める

という効果があるから、プロテインを追求するんだよね。


今、最も人気の市販プロテイン製品は「ホエイ」だそう。

牛乳に含まれる主要たんぱく質の1つで、

消化吸収が速く、短期的ではホエイは他のたんぱく源以上に筋たんぱく質を急速に合成するとのこと。

研究によると、摂取するプロテインの種類よりも、摂取量とタイミングが重要らしい。


プロテインを超える回復力について

激しい運動の後、最適な状態に回復するにはタンパク質だけでは不十分です。

グリコーゲンの再合成のために良質の炭水化物(ポテト!)、

水分補給、

汗と一緒に損失したナトリウムとカリウムの補給、

抗酸化物質、

運動で消費したビタミンB

汗と一緒に損失した各種ミネラル、

これらを補給するには、自然食品が1番ということ!!


自然食品がアスリートに浸透について

多くのアスリートが、プロテインバー、ドリンク、パウダー、錠剤のかわりに

自然食品を摂取しはじめてる。

例えば、ポテト、ギリシャヨーグルト、ナッツ、ジャーキーなど。

(皮付きポテト1コは炭水化物26gとたんぱく質3gを含有)


鉄分豊富な食品の摂取

不足しがちな鉄分はサプリより自然食品から摂るのが大切。

サプリは副作用が出ることもあるので。

鉄分は動物性食品の方が吸収率が高いけど、野菜の鉄分はビタミンcを同時に摂取すると効率よく吸収されるので、食べ合わせに気を付けましょう。

ポテトは鉄分だけでなく、ビタミンCの摂取源としても優れていて、

生体利用性が高い食品!


橋本先生がアスリートの食事管理で心がけている5つもご紹介。

エネルギー源となる炭水化物を摂る

   (ごはん、パン、いも、パスタなどの主食)

筋肉作り、傷ついた筋肉の回復に欠かせないたんぱく質を摂る

   (肉、魚、乳製品、大豆製品など)

回復力を上げる、ストレスを和らげるビタミン、ミネラルを摂る

   (野菜、果物)

水分補給のためのスープ、ジュース

   (意識して取らないと不足する)

骨づくり、免疫力に欠かせないカルシウムを摂る

   (ヨーグルト、牛乳、チーズ)


うん、とっても基本な事だね!

色々とダイエットや健康法があるけれど、バランスが良い食事が1番だと思う。

体質、コンディションによって、多少変化はあるだろうけど、

6大栄養素をバランス良く、が大切だと改めて思いました。


乱文失礼いたしました。


ポテト料理のメニュー開発も今回の仕事の1つなので、

出来上がったら後日お知らせ致します~♪